主は、無名の若者を国王として選ばれました。
これは驚きです。主はどんなお考えを持っておられるのでしょう。
キシュには一人の息子がいて、その名をサウルといった。彼は美しい若者で、イスラエル人の中で彼より美しい者はいなかった。彼は民のだれよりも、肩から上だけ高かった。(第一サムエル9:2)
サウルはハンサムで背が高い青年でした。それは主から頂いた賜物です。彼はその特徴をほとんど意識せずに生きてきたことでしょう。サウルが大勢の人々の中に出て行けば、頭一つ分だけ背が高く、美しい若者なので、注目を集め、指導者としてとても役立つ資質となるのです。
あなたはどんな賜物を主から頂いていますか。
「この人の言うことはみな、必ず実現します。今そこへ参りましょう。私たちが行く道を教えてくれるかもしれません。」(第一サムエル9:6)
たまたま、サウルは父に言われてロバの捜索に出ました。たまたま、彼のしもべが神の人に尋ねる提案をしました。(6節)偶然にも、神の人であるサムエルがその町に来る日でした。出会った女性が、たまたま、神の人の行動パターンを教えてくれました。ここまでくると、偶然ではないことが良く分かります。サムエルはサウルが来ることを前日に知らされて用意していました。
主は、サウルが来る前の日に、サムエルの耳を開いて告げておられた。「明日の今ごろ、わたしはある人をベニヤミンの地からあなたのところに遣わす。あなたはその人に油を注ぎ、わたしの民イスラエルの君主とせよ。彼はわたしの民をペリシテ人の手から救う。民の叫びがわたしに届き、わたしが自分の民に目を留めたからだ。」(第一サムエル9:15~16)
神が無名の若者サウルを王として選ばれたのは、リーダーとして役立つ外見と、純粋で素直な姿勢、学んで成長できる伸びしろを高く評価されたと思われます。その上、謙虚でした。(21節)
年老いた預言者サムエルが目の前に立っていたのに、サウルは「予見者の家はどこですか」と尋ねました。サムエルはその態度にがっかりし、苦笑いしたかもしれません。でも、この青年を応援すると心に決めていたのです。「わたしはある人をベニヤミンの地からあなたのところに遣わす」と主から言われていた人物なのですから。
サムエルは料理人に、「取っておくようにと渡しておいた、ごちそうを出しなさい」と言った。(23節)
夕食が始まりました。サムエルは30人の有力者を招いていたのです。その上座にサウルを導き入れました。万座の関心は美しい青年に集中したことでしょう。神の人サムエルが無名の若者の後見人となったのです。取っておくよう指示したご馳走がこの若者にふさわしいと皆の前で宣言したのです。
食後、サムエルは屋上の部屋で長くサウルと語り合いましたが、その話は記録されていません。おそらく、王の心得などを申命記17章から教え、神がどんな方かを伝えたのではないかと思われます。
あなたも現代のサウルです。生まれつきあなたに与えられた賜物は何ですか。伸びしろがたくさんあるので、多くを学んで成長し、純粋な信仰を養って下さい。
また、あなたは現代のサムエルです。あなたが支援すべき若者が身近にいるはずです。あなたの持っているものを若者や後輩に手渡し、良きコーチとして、後見人として、アドバイザーやカウンセラーとしてサポートして祈っていきましょう。
□あなたに与えられた良き賜物に目を留め、感謝しよう
□霊的アドバイザーやメンターとなり、若者を育てよう
□主はあなたに行く道を教えて下さる