2023年1月15日日曜日

創世記45:16~28

 今日のテーマは、新しい環境に飛び込むことです。 
 最初に今日の聖書箇所を要約します。

ヨセフは兄達を完全に赦し、父と兄たち家族をエジプトに呼び寄せると決めました。ファラオも今回の出来事を聞いて喜び、ヨセフの家族をエジプトに招待する事に賛同してくれました。(創世記45:16~20)ヨセフは兄達に晴れ着を渡し、父ヤコブにはエジプトの豪華な品々、20頭のロバと車を送りました。(21~24節)実家に戻った兄達はエジプトで見聞きしたことを父に伝えましたが、ヨセフが生きている事をヤコブは信じられませんでした。外に出て、エジプトから贈られた車や品々を見てヤコブは納得し、エジプト移住を決めました。(25~28節)


「家財に未練を残してはならない。エジプト全土の最良の物は、あなたがたのものだから』と。」(創世記45:20)

私たちの人生において大きな節目がいくつかあります。就職、転職、結婚、引っ越し。未来は誰も分からないので決断には不安が伴います。これらは誰かに代わってもらえず、自分で決める必要があります。

ファラオは、家財に未練を残さずにエジプトに来なさい、エジプトの最良のものを与えると約束してくれました。これは、神がアブラハムやイサクやヤコブに約束された言い方にそっくりです。この土地を与えよう。子孫を与えよう。神が祝福を約束されているなら、「家財」に未練を残さずに新しい未来に飛び込みましょう。何かを捨てなければ飛び立てません。

海外旅行する時は大きなスーツケースを持って出かけます。最初から荷物を詰め込み過ぎると、帰りにおみやけを入れるスペースがなくなるので、ちょっと隙間があるくらいが丁度良いのです。人生も同じです。忙しさや付き合いや習慣であなたの人生のスーツケースがパンパンになっていたら、神さまのための新たな奉仕もできませんし、成長の機会を逃してしまいます。

 私たち夫婦は結婚以来12回転居し、国際引越も2回経験しました。たくさんのものを捨てて辛い思いをしました。けれども、新たなものを得、新しい人と出会い、新しいことを学び、主の大きな恵みを体験することができました。三人の子供をかかえ、42歳でアメリカに移住したことは思いもかけない祝福の入り口になりました。

彼らは、ヨセフが話したことを残らず彼に話して聞かせた。ヨセフが自分を乗せるために送ってくれた車を見ると、父ヤコブは元気づいた。イスラエルは言った。「十分だ。息子のヨセフがまだ生きているとは。私は死ぬ前に彼に会いに行こう。」(創世記45:27~28)

 ヤコブは、非現実的な望みを持っていました。死んだヨセフにもう一度会いたい。ところが、ヨセフが生きていると分かったので、希望がヤコブを後押しして遠いエジプトに旅立つ決心ができたのです。

 私たちにも、ファラオの約束があり、送り届けられた車があります。

エレミヤ29:11~12にあるように、神は私たちのために平安と将来と希望を与える計画を持っておられます。新約聖書の視点に立てば、エペソ人への手紙1章の霊的祝福が「エジプトの最良のもの」であり、聖霊が御国を受け継ぐ保証、つまり届けられた車なのです。

 私たちがこの世を去る時もこの世に未練を残す必要はありません。主イエスさまが私たちのために備えて下さった家があるからです。(ヨハネ14:2~3)

 ☐最良の物が用意されている
 ☐家財に未練を残さない
 ☐新しい環境と出会いに飛び込もう

ヨハネ20:1~18 ラボニ

 「だれかが墓から主を取って行きました。どこに主を置いたのか、私たちには分かりません。」(ヨハネ20:2)   マグダラとはガリラヤ湖西岸の町の名で、ティベリアの北にあります。マグダラのマリアは、ルカ8:2によると7つの悪霊を追い出して病気を癒してもらった人で、マタイ27...