2026年1月25日日曜日

第一サムエル10:1~27 新しい人へ 

サムエルはサウルを一人にして、そっと油を注ぎました。なぜでしょう。個人的油注ぎが行われた後、公の場所でくじ引きによりサウルを選ぶまで一定の時間がかかりました。どんな意味があるのでしょう。

神に選ばれた確信をサウルに持たせるためかもしれません。王とはどんな者なのかを学ばせ成長の機会を与えるためかもしれません。一方で、ある種のテスト期間を設けたのかもしれません。そして、聖霊が下る体験、新しい人に変えられる経験があるのだと教える必要があったのでしょう。

サムエルは油の壺を取ってサウルの頭に注ぎ、彼に口づけして言った。「主が、ご自分のゆずりの地と民を治める君主とするため、あなたに油を注がれたのではありませんか。(第一サムエル10:1)

サムエルは油注ぎをした後、王の役割を言って聞かせました。土地も民も王のものではなく神のものだ。それゆえサウルは神のみこころを聞き、神の望まれるように人々を導くことが求められています。

サムエルは三つの出来事が起こると予告し、場所や人物や出来事の詳細を教えました。それらの出来事はサウル自身が神の選びを確信するための助けとなりました。それに加えて、王が心すべき事柄を実体験できる効果がありました。

第一、ロバが見つかったとの報告(神は人々の日常生活で助けて下さる方)第二、礼拝のためベテルに上る三人からパンをもらう(王は礼拝せよ)第三、賛美する預言者グループに出会いサウルも預言する者に変えられる。(王には神の言葉を聞いて伝える使命がある)


王として肝に銘じることがさらに二つあるとサムエルは語りました。神の霊が下ったら新しい人に変えられるのだから思い切って行動せよ、という指示。

 「主の霊があなたの上に激しく下り、あなたも彼らと一緒に預言して、新しい人に変えられます。これらのしるしがあなたに起こったら、自分の力でできることをしなさい。神があなたとともにおられるのですから。」(第一サムエル10:6~7)

もう一つ心に留めるべきことは、まったく逆の指示で、待つべき時には待ち、主を信頼して自分勝手に動いてはならない、というものでした。

「私があなたのところに着くまで、そこで七日間待たなければなりません。それからあなたがなすべきことを教えます。」(8節)

この二つを見分けることが王に求められていました。

 

サムエルは、全国から人々をミツパに集め公にくじを引いて公衆の面前で王を選びました。その結果、ベニヤミン部族のサウルが選ばれたのです。荷物の陰に隠れていたサウルが立ち上がると、長身で美しい若者が登場したので王様万歳と歓喜の声が溢れました。(17~24節)

 あなたも神に選ばれ、何かの目的のために遣わされようとしています。神の霊があなたに下りあなたも新しい人に変えられます。 

 □あなたが選ばれた目的を静かに考えよう 
 □生活の些細な事を助けて下さる神がいる
 □聖霊が下る時、あなたは新しい人に変えられる
 □動くべき時の勇気、動かない時の忍耐と信頼、その両方を大切に

2026年1月18日日曜日

第一サムエル9:1~27 美しい若者  

 主は、無名の若者を国王として選ばれました。
これは驚きです。主はどんなお考えを持っておられるのでしょう。

 キシュには一人の息子がいて、その名をサウルといった。彼は美しい若者で、イスラエル人の中で彼より美しい者はいなかった。彼は民のだれよりも、肩から上だけ高かった。(第一サムエル9:2)

サウルはハンサムで背が高い青年でした。それは主から頂いた賜物です。彼はその特徴をほとんど意識せずに生きてきたことでしょう。サウルが大勢の人々の中に出て行けば、頭一つ分だけ背が高く、美しい若者なので、注目を集め、指導者としてとても役立つ資質となるのです。
 あなたはどんな賜物を主から頂いていますか。

「この人の言うことはみな、必ず実現します。今そこへ参りましょう。私たちが行く道を教えてくれるかもしれません。」(第一サムエル9:6) 

 たまたま、サウルは父に言われてロバの捜索に出ました。たまたま、彼のしもべが神の人に尋ねる提案をしました。(6節)偶然にも、神の人であるサムエルがその町に来る日でした。出会った女性が、たまたま、神の人の行動パターンを教えてくれました。ここまでくると、偶然ではないことが良く分かります。サムエルはサウルが来ることを前日に知らされて用意していました。

主は、サウルが来る前の日に、サムエルの耳を開いて告げておられた。「明日の今ごろ、わたしはある人をベニヤミンの地からあなたのところに遣わす。あなたはその人に油を注ぎ、わたしの民イスラエルの君主とせよ。彼はわたしの民をペリシテ人の手から救う。民の叫びがわたしに届き、わたしが自分の民に目を留めたからだ。」(第一サムエル9:15~16)

神が無名の若者サウルを王として選ばれたのは、リーダーとして役立つ外見と、純粋で素直な姿勢、学んで成長できる伸びしろを高く評価されたと思われます。その上、謙虚でした。(21節)

年老いた預言者サムエルが目の前に立っていたのに、サウルは「予見者の家はどこですか」と尋ねました。サムエルはその態度にがっかりし、苦笑いしたかもしれません。でも、この青年を応援すると心に決めていたのです。「わたしはある人をベニヤミンの地からあなたのところに遣わす」と主から言われていた人物なのですから。 

サムエルは料理人に、「取っておくようにと渡しておいた、ごちそうを出しなさい」と言った。(23節) 

夕食が始まりました。サムエルは30人の有力者を招いていたのです。その上座にサウルを導き入れました。万座の関心は美しい青年に集中したことでしょう。神の人サムエルが無名の若者の後見人となったのです。取っておくよう指示したご馳走がこの若者にふさわしいと皆の前で宣言したのです。

 

食後、サムエルは屋上の部屋で長くサウルと語り合いましたが、その話は記録されていません。おそらく、王の心得などを申命記17章から教え、神がどんな方かを伝えたのではないかと思われます。


あなたも現代のサウルです。生まれつきあなたに与えられた賜物は何ですか。伸びしろがたくさんあるので、多くを学んで成長し、純粋な信仰を養って下さい。 

また、あなたは現代のサムエルです。あなたが支援すべき若者が身近にいるはずです。あなたの持っているものを若者や後輩に手渡し、良きコーチとして、後見人として、アドバイザーやカウンセラーとしてサポートして祈っていきましょう。

 

□あなたに与えられた良き賜物に目を留め、感謝しよう
 □霊的アドバイザーやメンターとなり、若者を育てよう
 □主はあなたに行く道を教えて下さる

2026年1月12日月曜日

第一サムエル8:1~22 王を求める民 

「ほかのすべての国民のように」(5節、20節)王が欲しい。
 私たちは「人並み」という言葉に弱いのです。人並みになればきっと幸せになれる。そう考えて、大切な自分らしさや生き方を一旦横に置き、外見だけは人並みにする人が多い。その結果、失敗します。こんなはずではなかったと嘆くことになります。

イスラエルの長老たちはサムエルに言いました。あなたは年老いてしまった。そして、あなたの息子たちは賄賂に血眼になって裁きを曲げており指導者失格だ。近隣諸国のような王が欲しいと願ったのです。神に導かれるより、人並みの体裁がほしい、王様のいる国になれば安泰だと考えたのです。

彼に言った。「ご覧ください。あなたはお年を召し、ご子息たちはあなたの道を歩んでいません。どうか今、ほかのすべての国民のように、私たちをさばく王を立ててください。」(第一サムエル8:5)

 サムエルはがっかりしましたが、主に祈りました。ここがサムエルの素晴らしい点です。イスラエルを救い荒野で人々を守ったが、彼らは私を捨て他の神々を頼った(8節)、あなたの気持ちが分かる、と主はサムエルを慰めて下さいました。「わたしが王として彼らを治めることを拒んだ」(7節)と人々の本質を見抜かれました。

 彼らの声を受け入れて王を立てよ、その際に、王というものがどんなに自己中心で残忍か、人々がどんなに苦しむかを告げよと主は言われました。(9節)

 サムエルは10~18節で王がどんな権利を持つかを説明しました。
 王は、青年男子を兵士として取り、王のための人間の盾にします。娘たちも王に取られて、王や貴族や兵士のために料理を作らされます。畑や家畜の一部も王に取られます。死ぬまで毎年穀物の税金を納めます。気がつくと、国民は王の奴隷になり果てます。

あなたがたの羊の群れの十分の一を取り、あなたがた自身は王の奴隷となる。その日、あなたがたが自分たちのために選んだ王のゆえに泣き叫んでも、その日、主はあなたがたに答えはしない。」(第一サムエル8:17~18)

「取る」という言葉が5回も使われています。国民を走らせ、耕させ、従事させ、作らせ、仕事をさせることになります。サムエルが王の立ち振る舞いを説明しても、人々は幻想に踊らされています。王が先頭に立って人々のために戦うと信じ、正義を優先したさばきを必ず行うと夢見ていたのです。まったくの誤認識です。お人よし過ぎます。

「そうすれば私たちもまた、ほかのすべての国民のようになり、王が私たちをさばき、私たちの先に立って出陣し、私たちの戦いを戦ってくれるでしょう。」(20節)

 あなたも、今、「人並み」を求め、大事なものを棚上げにしていませんか。まことの王、主イエスの心を求め、自分らしいタイミングと方法で人生を積み上げていきましょう。

□「人並み」に落とし穴あり
□神こそ我がやぐらです
□王様がしてくれるのを待つのでなく、私たちが王なる神に仕えましょう

第一サムエル10:1~27 新しい人へ 

サムエルはサウルを一人にして、そっと油を注ぎました。なぜでしょう。個人的油注ぎが行われた後、公の場所でくじ引きによりサウルを選ぶまで一定の時間がかかりました。どんな意味があるのでしょう。 神に選ばれた確信をサウルに持たせるためかもしれません。王とはどんな者なのかを学ばせ成長の...