ペリシテ人は新しい戦い方を提案しました。代表戦士の一騎打ちで戦争の勝敗を決めようというのです。身長2m50㎝以上の巨漢ゴリヤテ(4~7節)が出て来たのでイスラエルは到底勝ち目がありません。
ゴリヤテは突っ立って、イスラエル人の陣列に向かって叫んだ。「何のために、おまえらは出て来て、戦いの備えをするのか。おれはペリシテ人、おまえらはサウルの奴隷どもではないか。一人を選んで、おれのところによこせ。」(8節)
戦闘は始まっていませんが、心理戦、情報戦がすでに始まっていました。何のために戦うのか、無意味だとゴリヤテは訴え、戦意喪失を図っています。サウルの奴隷がペリシテの奴隷に代わるだけだから降伏すればよいと迫りました。この言葉は、エルサレムを包囲したアッシリア軍のラブ・シャケの言い方とそっくりです。(第二列王18:30)
あなたの前にゴリヤテがいますか。心理戦ですでに敗北していませんか。敵が実体以上に大きく見えていませんか。
16節によると40日間、ゴリヤテは朝と夕に同じことを言い続けたので、イスラエル人は逃げ腰になり恐れが深まりました。(24節)
そんな場面にダビデが陣営にやって来ました。戦場の兄たちに食料を届けるためです。
ダビデは、そばに立っている人たちに言った。「このペリシテ人を討ち取って、イスラエルの恥辱を取り除く者には、どうされるのですか。この無割礼のペリシテ人は何なのですか。生ける神の陣をそしるとは。」(26節)
イスラエル兵とサウル王は「気をくじかれて非常に恐れた」(11節)状態でした。神が罵倒されているのに、誰も立ち上がりません。ダビデは一人、義憤で燃えました。この恥辱は取り去られるべきだ。生ける神をののしることは許されないと考えたのです。
私たちの前にも現代のゴリヤテがいます。そのため私たちは、毎朝、敗北感と共に起き上がり、希望のないまま家を出るのです。
あなたのゴリヤテの前で、戦わないうちに戦意喪失、敗北の白旗を上げていませんか。ダビデのように、たとえ一人であっても、主を固く信頼して立ち上がりましょう。
「大いなる力強い神、その名は万軍の主」(エレミヤ32:18)
「わたしにとって不可能なことが一つでもあろうか」(32:27)
「私が弱い時こそ、私は強いからです」(第二コリント12:10)
ヘミングウェイの小説「老人と海」は、年寄の漁師サンチャゴが84日も不漁が続き3日3晩かけて大きなカジキを釣るという物語です。
命がけで捕えたカジキに襲い掛かかる巨大なサメを撃退した後に、老漁師は、Man is not made for defeat. (人は負けるようには造られていない)と独り言を言いました。
私もあなたもそうです。私たちは負けるようには造られていないのです。主イエスを信頼して勝利者として歩みましょう。
□あなたのゴリヤテ、敵の実像をしっかり見極めよう
□仕掛けられた心理戦で負けるな
□あなたの神は万軍の主、力強い神です。