今日の箇所の重要性に気づいたのはヨハネだけです。
イエスは彼らに答えて言われた。「まことに、まことに、あなたがたに言います。子は、父がしておられることを見て行う以外には、自分から何も行うことはできません。すべて父がなさることを、子も同様に行うのです。(ヨハネ5:19)
英語訳聖書でThe Son can do nothing by himselfと訳しています。主イエスは、自分一人では何もできないと述べました。
ただし父なる神と共にいるならどんな事でもできるのです。主イエスの活動の秘訣はここにあります。主イエスの持っておられる強さ、知恵、革新性、優しさ、力はことごとく父なる神から来ているのだとヨハネは聞き取ったのです。
◎以下の箇所は、父と子の緊密性を教えてくれます。
・父がしておられることを子は注意深く見ている。(19節)
・父がすることを子に示しておられる。(20節)
・子は父なる神に特別に愛されている。(20節)
・死人をよみがえらす力を父は子に与えられた。(21節)(25節)(28節)
・子はすべてのさばきを父から委ねられた。(22節)(27節)(29節)
・子は父と同等に敬われるべき存在。(23節)
主イエスは、宮きよめを行って商売人を神殿の庭から追い出し祈りの家にされました。それは、子が父の心を悟られたから実行されたのです。また、主イエスはあえて安息日に38年間病気で歩けない人を癒されました。それは、安息日が違反を取り締まる息苦しい日になっていたのを改め、父のみこころに即して礼拝と喜び、解放や休息の日に戻そうとされたのです。
わたしはぶどうの木、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人にとどまっているなら、その人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないのです。(ヨハネ15:5)
主イエスは父なる神とつながって歩んでおられたのですが、それを私たちに適応すると幹と枝の関係になるのです。つながって生きるなら実を結ぶのです。
パウロは「私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです。」(ピリピ4:13)と述べましたが、それも同じ考えです。
まことに、まことに、あなたがたに言います。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わされた方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきにあうことがなく、死からいのちに移っています。(ヨハネ5:24)
主イエスを信じますと告白すれば、同時に、父なる神を信じたことになります。父なる神は世界と命の創造者ですから病を癒すことができます。主イエスは、死者をよみがえらせ、永遠の命を与えることができます。
私たち信じる者は、墓場から天の御国に移動中の引っ越しトラックに乗っているのです。
□主イエスは、父なる神と密接に行動された
□私たちも主イエスにつながって生きよう
□つながっているなら I can do all this through him.