祭司エリは肉体が衰えただけでなく、霊的に何も見えず聞こえずの状態でした。少年サムエルはその中にあっても主に仕え続けていました。
さて、少年サムエルはエリのもとで主に仕えていた。そのころ、主のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった。(第一サムエル3:1)
神は、ことばと幻を通して語りかけるお方です。
神はまるで山登りのベテランガイドのように私たちに同行され、分岐点で行くべき道を教え、険しい岩場では励ましの言葉をかけて下さいます。
またある時は、私たちを見晴らし台に立たせ、頂上を指し示し、周囲の美しい景色を見せてくれます。これが幻の役割であり、今置かれている状況の俯瞰、使命の確認、将来の展望、神が望んでおられる未来などを把握できるようにされるのです。
夜中、神の箱に近い神殿で、サムエルはいつものように眠っていました。サムエルは自分の名が呼ばれたので、当然エリに呼ばれたものと理解し、エリの部屋を訪れました。眠りを中断されたエリは最初不機嫌に答えたはずです。
神は、モーセに対してはご自分が誰かを明らかにされましたが(出エジプト3:6)、サムエルには何も言わず、普通の人の声で名前だけを呼ばれました。
3度も同じ事が繰り返されたので、主が少年を呼んでおられるとエリは悟りました。この一連の流れは、主が少年サムエルを召されたことをエリに知らせるためだったのです。
主は三度目にサムエルを呼ばれた。彼は起きて、エリのところに行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは、主が少年を呼んでおられるということを悟った。(8節)
祭司エリとその家族に対する主の厳しい裁きをサムエルは聞きました。(11~14節)エリは翌朝サムエルからその内容を聞き、神の人が語った内容と同一であることから「その方は主だ」(18節)と宣べました。祭司エリがサムエルの後見人になったことは想像に難くありません。
サムエルは成長した。主は彼とともにおられ、彼のことばを一つも地に落とすことはなかった。全イスラエルは、ダンからベエル・シェバに至るまで、サムエルが主の預言者として堅く立てられたことを知った。(19~20節)
まことの神は、語りかける神です。
サムエルは主の言葉を聞く人とされました。主は、今日、あなたに何を語っておられますか。どんな言葉が聞こえますか。どんな幻が示されましたか。
□主は、今日も、あなたに語っておられます
□主よ、お語り下さい
□神のことばを聞き、神の幻を受け止めよう