2026年8月23日日曜日

第二サムエル4:1~12 後ろ盾

 「サウルの子イシュ・ボシェテは、アブネルがヘブロンで死んだことを聞いて、気力を失った。全イスラエルもおじ惑った。」(第二サムエル4:1)

 サウルの息子で唯一残ったのがイシュ・ボシェテでした。将軍アブネルが彼を王として担ぎ上げたので体裁は整っていましたが、指導力も実績も知恵も人気もないのです。イシュ・ボシェテはアブネルを嫌っていました。アブネルが死んだと聞いても喜ばず、ひどく落胆し気力を失いました。2年間も王でいられた(2:10)のはアブネルの後ろ盾があったからだと気づいたからです。

 略奪隊長バアナとレカブはイシュ・ボシェテと同じベニヤミン族(2節)出身でした。将軍アブネルの後ろ盾を失い、このままだとダビデ軍に殺されると危機感を募らせました。

 イシュ・ボシェテがもし死んだ場合、北王国にサウルの血筋の者がいるかが問題になります。「さて、サウルの子ヨナタンに、足の不自由な息子が一人いた。」(4節)5歳の時に事故で歩けなくなったメフィボシェテは当時の考えでは王として不適格であり、後ろ盾は誰もいません。

 略奪隊のバアナとレカブはイシュ・ボシェテ王を殺してダビデに寝返ろうとしました。昼寝中の王をベッドで殺害し、その首を持って夜通し逃げて、翌日、ダビデに差し出しました。二人はダビデがその首を喜び、後ろ盾になってくれてると期待しました。(8節)

 ダビデは、バアナとレカブを死刑に処し、手足を切り落として遺体をさらしました。正しい人を殺し、卑怯な方法で殺害した事を処罰理由としました。(11節)

 3章でダビデは暗殺者ヨアブを処罰できませんでしたが、今回は、正義とは何かを示し、処罰によって国民にルールを徹底させました。厳しさは安全地帯を守る柵のようなものなもので、「あなたがたは正義の種を蒔き、誠実の実を刈り入れ」よ。(ホセア10:12)

 9節のダビデの言葉に注目して下さい。ダビデの信仰が回復してきました。信仰のスランプを通ってきたダビデに信仰の炎が灯されました。

 「主は生きておられる。主は私のたましいをあらゆる苦難から贖い出して下さった。」(9節)

 ダビデは10年近くサウルに命を狙われてきました。イシュ・ボシェテの首が自分の首に見えたかもしれません。そうならないように主が助けて下さった。本当に主は生きておられる。今までずっと自分を守って下さったという強い感謝が生まれました。私は弱い。私は罪深い。それなのに、主は大きな代価を支払って贖って下さった。その後ろ盾があるので今の自分がある。9節はダビデの魂の叫びです。

 あなたの番です。あなたの後ろ盾は誰ですか。あなたも贖い出されてきました。

□後ろ盾に感謝しよう
□主はあらゆる苦難から贖い出して下さる

第二サムエル4:1~12 後ろ盾

 「サウルの子イシュ・ボシェテは、アブネルがヘブロンで死んだことを聞いて、気力を失った。全イスラエルもおじ惑った。」(第二サムエル4:1)  サウルの息子で唯一残ったのがイシュ・ボシェテでした。将軍アブネルが彼を王として担ぎ上げたので体裁は整っていましたが、指導力も実績も知恵も人...