神を知るための本が二冊あります。一つは自然で(1~6節)、もう一つは聖書です。(7~10節)そして、神の言葉に導かれる人は謙虚に歩めます。(11~14節)
「天は神の栄光を語り告げ大空は御手のわざを告げ知らせる。
昼は昼へ話を伝え夜は夜へ知識を示す。
話しもせず語りもせずその声も聞こえない。」(1~3節)
空を見上げて神を思う詩篇はとても珍しい。大空そして神が作られた自然は、神の栄光を毎日毎晩語っています。意識を持って自然を見たりその賛美を聞こうとするなら心でそれが分かってきます。でもその声は普通は聞こえません。ローマ1:20でパウロが説明したように、自然は神の存在、神の知恵が深いこと、神が偉大な力を持っておられることを教えてくれます。
太陽は結婚式の花婿のようだと言われています。喜び輝きながら天の道を走っています。被造物の生き方の模範が太陽の姿なのです。神に造られたことを感謝し喜び、周囲を照らし温めています。私たちも小さな太陽になって周囲を照らしましょう。
「主のおしえは完全でたましいを生き返らせ
主の証しは確かで浅はかな者を賢くする。
主の戒めは真っ直ぐで人の心を喜ばせ
主の仰せは清らかで人の目を明るくする。」(7~8節)
神の愛と励ましと救いを知るには聖書を読む必要があります。7~10節では、神のことばの素晴らしさと、それによって人がどのような益を受けるかが書いてあります。
人間の言葉はどぶ川のようなもので、神の言葉は高い山の清流です。人間の言葉は、あてにできないし、嘘があるし、私たちの心を傷つけます。けれども神の言葉は、完全、確か、まっすぐ、清らか、変わらない真理で信頼できます。神の言葉によって、私たちの魂は回復し、賢くなり、喜びが生まれ、希望で輝きます。金より尊く、蜜よりも甘いのです。
神の言葉を毎朝大切に読んでいきましょう。
「あなたのしもべもそれらにより戒めを受け
それを守れば大きな報いがあります。
だれが自分の過ちを悟ることができるでしょう。
どうか隠れた罪から私を解き放ってください。」(11~12節)
自分のことを「しもべ」と言っていますが、詩篇としては初登場の言い方です。神に仕えて生きたいという姿勢の表れですね。
神の言葉は蜜のように甘いだけでなく、時には苦かったり、鋭かったりします。それによって私たちは軌道修正ができます。自分の過ちに気づけるし、罪から解放してもらえます。傲慢から遠ざかり謙虚に生きることができ、神と人に仕えることができるのです。
<今日のまとめ>
□自然を見上げて創造主をたたえましょう
□素直に「ごめんなさい」を言って、謙虚に仕えましょう