2021年11月6日土曜日

詩篇26篇

「主よ私を弁護してください。
私は誠実に歩み、よろめくことなく主に信頼しています。」(1節)

 詩篇26篇には、誠実に歩くための秘訣が書かれています。誠実な人は損しても正しい道を選ぶので周囲の人はそれを奇異に感じ、別の動機を疑ったり誤解したりします。正しく歩む人がいると、悪者たちは自分の悪事があぶり出される事を恐れて、正しく歩む人を攻撃します。

 (3~5節)ダビデは悪者の仲間にならないと述べました。それは詩篇1篇に通じる内容です。不真実な人や偽善者や悪を行う人と関係を持たないことは身を守ることになります。悪者のそばにいると影響を受けたり賛同することになるからです。

 (6~8節)ダビデは礼拝を愛しましたが、これは誠実に歩むための大きな秘訣です。神を見上げる時、私たちは自分の本当の姿を見つめることができます。誰しもが正しい道を選びたいと願うのですが、悪に負けやすいのが人間です。自分の弱さに向き合い、礼拝の中で主に軌道修正してもらうのです。

 「あなたの恵みは私の目の前にあり」(3節)とありますが、礼拝で神の恵みを味わうなら正しく生きるためのエネルギーをもらえます。

 「あなたの奇しいみわざのすべて」(7節)を語り告げるとあるように、礼拝の中で、神が私のためにして下さった事を思い起こし、神をみわざを積極的に賛美していると、誠実に歩むための励ましを頂けるのです。

 「彼らの手には悪事があり、その右の手は賄賂で満ちているのです。」(10節)

(9~10節)私を罪人と一緒に滅ぼさないで下さいとダビデは願いました。悪者たちは、暴力とお金という不当な手段を用いて欲しいものを手に入れています。ダビデは、そうした不正を嫌い、正しい道を選びました。

 (11~12節)悪者が多くなった現代ですが、私たちもダビデと共にこう言いましょう。「しかし私は誠実に歩みます」(11節)

 神を礼拝し、神の恵みと神のみわざに目を留める人は、穏やかで、温かくて、誠実に歩む人になれます。「私は平らな所に立っています」(12節)とダビデは述べていますが、とてもバランスのとれた人格と生き方を身に着けたことが分かります。

□暴力や賄賂や嘘を遠ざけよう。
□主を礼拝し、神の恵みとみわざに目を留めよう。

□誠実で、温かい人になろう。

ヨハネ20:1~18 ラボニ

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