ルツ記2:8~9でボアズは自己紹介もせず、ルツの話も聞かずに、矢継ぎ早に指示を与えました。他の畑に行かずにここで働きなさい。女性たちの中で働くなら安全だと。
ボアズは、自分の気持ち、理由、目的を明かさず、プロセスも述べずに結論だけを話しました。男性によくあるコミュニケーション方法です。
彼女は顔を伏せ、地面にひれ伏して彼に言った。「どうして私に親切にし、気遣ってくださるのですか。私はよそ者ですのに。」(ルツ記2:10)
ボアズは答えた。「あなたの夫が亡くなってから、あなたが姑にしたこと、それに自分の父母や生まれた故郷を離れて、これまで知らなかった民のところに来たことについて、私は詳しく話を聞いています。主があなたのしたことに報いてくださるように。あなたがその翼の下に身を避けようとして来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように。(ルツ記2:11~12)
ルツに問われてボアズは、彼女を援助する理由を話しました。彼はナオミの夫の親戚だったので、ルツについて「私は詳しく聞いています」と説明しました。ルツの親孝行、故郷と父母を捨てた犠牲、神を頼って生きる信仰姿勢を知っており、感動し、尊敬し、共感していたのです。
ボアズは、ルツの隠れた親切と犠牲と信仰に関して、主から報いがあるようにと心から言ってくれました。主イエスもあなたの隠れた行動を知っておられます。「あなたの愛と信仰と奉仕と忍耐を知っている」(黙示録2:19)
神とは母鳥のようなもので、助けを求める者に大きな翼を広げて助けてくれるとボアズは語りました。彼の信仰がにじみ出ています。「瞳のように私を守り、御翼の陰にかくまってください。」(詩編17:8)
彼女は言った。「ご主人様。私はあなたの好意を得たいと存じます。あなたは私を慰め、この
ルツはボアズの話を聞いて納得し、申し出を受け入れました。「私を慰め、このはしための心に語りかけてくださいました。」とルツは言いました。ボアズがルツの隠れた行いを称賛してくれたことでとても慰められたのです。ルツの行動や信仰に深い共感を寄せてくれたことで、心が通い合い嬉しくなったのです。
14~16節によると、ボアズはルツと心が通じ合ったことで嬉しくなり、食べ物を提供し、落穂の量を増やすように若い者に指示しました。
結婚相手を探しているなら、心が通じる人を選びましょう。同じ神を見上げて、魂の深い部分で共感できる人がいいですね。投げたボールをしっかりキャッチしてくれて、気持ちよくボールを返してくれる人と結婚できたら幸せです。
すでに結婚しているなら、相手の尊敬できるところをほめ、感謝し、愛して、助けて、二人が共に幸せになれるようにしてください。今からでもボアズとルツのようになれます。
□まことの神は親鳥のように翼を広げてあなたを守ってくださる。
□あなたの隠れた愛や献身や信仰や忍耐は、誰かに知られ、神に知られている。