2023年10月8日日曜日

エペソ5:15~20 賛美と感謝

 クリスチャンの特徴とは何でしょう。自己点検する姿勢、そして、賛美と感謝をすることです。

「自分がどのように歩んでいるか、あなたがたは細かく注意を払いなさい。」(15節)

「機会を十分に活かしなさい。」(16節)

「主のみこころが何であるかを悟りなさい。」(17節)

「むしろ、御霊に満たされなさい。」(18節)

多くの人は自分を顧みずに目の前のスケジュールに追われて忙しく過ごしています。静まって自分の歩みを見つめ直しましょう。神から頂いた知恵を用いて冷静に自分の姿を問い直しましょう。

二つ目は、時代の動きに照らし合わせて自分の生き方を見つめることです。無批判に時代に流されていないか。時代の変化に気づいているか。当時は皇帝ネロの悪政の時代でした。囚人となっているパウロも自分の将来を考え、今できることは何かを考えていたことでしょう。

三番目は、人生を俯瞰して、主の大きなみこころから自分をながめてみることです。日本海側に住んでいる人から太平洋方向を見ると、日本地図は逆さまに見えます。それと同じように、神の視点からの風景もまったく違うことでしょう。神は私に何を望んでおられるのでしょう。今、ここに生きる私に、主は何を期待しておられるのでしょう。

 四番目は、自分が何に支配されていかのチェックです。あなたは何かに強く支配されていますか。毎日晩酌、毎日悪酔いという生活はありえないとパウロは言います。聖霊にゆだねて、聖霊に導かれる生活をするならば、御霊の実を結ぶ品性となり、福音を語る人になります。

 

「詩と賛美と霊の歌をもって互いに語り合い、主に向かって心から賛美し、歌いなさい。いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって、父である神に感謝しなさい。」(19~20節)

光の子どもとして歩むために、賛美と感謝は外せません。

賛美する時、詩編をそのまま歌う場合もありました。歌い継がれている有名な賛美歌も歌いまいた。聖霊に導かれて作詞作曲された新しい歌もありました。

「歌をもって互いに語り合い」とありますが、礼拝の中で賛美の賜物のある人が立ち上がって歌い、他の人がそれを聞いて励まされるというスタイルがあったと思われます。第一コリント14:26を読むとその姿が想像できます。

私たちも礼拝の場で、周囲の人の歌う声を聞いて励まされることがあります。コロナの時代に一番失われたものは公同の力強い賛美です。それを取り戻しましょう。

賛美は神の素晴らしさをたたえることであり、礼拝の中心要素です。感謝は、主から頂いた恵みへの応答で、賛美の一種と考えることもできます。祈りがかなえられた、危険から助けられた、神から様々なプレゼントを頂いたときに私たちは感謝して言葉に表します。

ただしパウロは「いつでも、すべてのことについて」と付け加えています。どんな場面でも、気を付けて周囲を見渡すと感謝が見つかります。それを見つけるのがクリスチャンの役目です。独り言のように口に出して感謝を表してみましょう。感謝の習慣があなたを光の子にしてくれます。 

□落ち着いて自分の歩みを点検し、みこころに気づきましょう。
□誰かと一緒に賛美すると励まされる。
□すべてのことを、いつでも、感謝するのがクリスチャン。

ヨハネ20:1~18 ラボニ

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