サウルはダビデ殺害のため三千人を連れてやって来ました。(第一サムエル26:2)
ダビデは24章と同じ問題に直面しました。試練は繰り返すものです。
あなたの試練も終わりの見えない延長戦のように感じませんか。
サウル王は洞穴でダビデに命を救われダビデの行動に感激したはずなのに、またもや襲ってきたのです。ダビデは失望し、怒っていたかもしれません。
ダビデは夜、部下のアビシャイを伴ってサウル王のテントに忍び込むことにしました。なぜ、そうしたのでしょう。その目的は、きちんと話し合うため、脅すため、怒りをぶつけるため、危害を加えるため、捕虜にするため、殺すため、などの可能性がありました。
ぐっすり寝ているサウルの顔を見てアビシャイは「あなたの敵」(8節)を殺せますと言いました。おそらくダビデはその言葉を聞いた時に気づいたのでしょう。私の敵ではなく「主に油注がれた方」だと。その後、11節、16節、23節でもダビデはサウルを「主に油注がれた方」として大切にしました。
ダビデはアビシャイに言った。「殺してはならない。主に油注がれた方に手を下して、だれが罰を免れるだろうか。」(9節)
主が油注がれた人物が問題を起こしているのだから主が責任を取って下さるはずだとダビデは理解しました。サウルが老衰か病気か怪我で死ぬかもしれないし、戦争の最中に殺されるかもしれませんが、主の時に主の方法で裁いて下さる。自分が手を出すべきではないと冷静になれたのです。
ダビデは言った。「主は生きておられる。主は必ず彼を打たれる。時が来て死ぬか、戦いに下ったときに滅びるかだ。」(10節)
ダビデは山上に戻って声をかけ、サウル王の槍と水差しを示しました。サウルは、前回と同じように感激して態度を変えました。(21節)
「今日、私があなたのいのちを大切にしたように、主は私のいのちを大切にして、すべての苦難から私を救い出してくださいます。」(24節)
あなたの番です。あなたの敵とは誰ですか。本当に敵ですか。
すぐに答えの出ない悩みや不安定な状態に置かれても留まり続ける力を主に求めましょう。主は、あなたを苦しめる人を主の時に主の方法で打たれます。私たちが信じる神は、すべての苦難から私を救い出して下さいます。
「復讐はわたしのもの、わたしが報復する」(ローマ12:19)
「主の前に静まり耐え忍んで主を待て。」(詩篇37:7)
□先が見えず繰り返される試練に耐える力を下さい
□主は必ず「彼」を打たれる
□主はすべての苦難から救い出して下さる